ペット向けリノベーション 2026.06.09

ペットが多い街・世田谷だからこそ。快適に暮らすための住まいの工夫

世田谷区は、犬の登録頭数が東京23区で1位(令和6年度43,121頭・東京都保健医療局調べ)という、屈指のペットの街です。猫も含めると、非常に多くの家庭がペットと暮らしています。詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

https://pet.advance-l.co.jp/2026/06/02/setagaya_pet

これだけペットと暮らす家庭が多いと、住環境にまつわる悩みも身近なものになります。世田谷区に寄せられるペットの苦情相談を見ると、住まいづくりのヒントが見えてきます。

ペットの苦情相談から見る住まいづくりのヒント

犬に関する苦情で例年7割以上を占めるのが、鳴き声と糞尿に関するものですが、これは住まいの側で対策できる可能性の高い問題でもあります。

たとえば鳴き声の問題。集合住宅でも戸建てでも、近隣との距離が近い住宅密集地では、防音への配慮が暮らしやすさに直結します。壁や床、窓の防音性能を高めるリノベーションは、ご近所への配慮だけでなく、ペット自身が外の物音に過剰に反応してしまうストレスを減らすことにもつながります。

糞尿のにおい、ペット臭の対策も住まいづくりの大きなテーマです。消臭機能のある壁材や、掃除しやすい床材を選ぶことで、においの悩みはかなり軽減できます。ペット向けの建材を選ぶだけで、日々の快適さが変わってきます。

猫と暮らす場合は、完全に室内で飼育することを前提とした住まいの工夫が欠かせません。世田谷区では、交通事故や感染症のリスクから猫を守るため、室内で飼うことを推奨しています。室内で猫が満足して暮らせるよう、キャットウォークや段差を活かした上下運動のスペースを設けたり、玄関や窓からの脱走を防ぐ間仕切り・建具を取り入れたりといったリノベーションが効果的です。室内が猫にとって退屈な場所にならないよう設計することが、ストレスのない暮らしの鍵になります。

鳴き声やニオイ対策については、こちらの記事で具体的に解説しています。

災害への備えも重要

見落とされがちなのが、災害への備えです。世田谷区は、安全が確保された住まいがある場合は避難所ではなく自宅にとどまる「在宅避難」を基本としています。ペットにとっても、慣れない避難所は大きなストレスになります。いざというときに人もペットも自宅で安全に過ごせるよう、住まいの耐震性や、家具の転倒・落下を防ぐ備えを整えておくことが、ペットを守ることにもつながります。

ペットと暮らす街・世田谷だからこそ、住まいの側を少し工夫するだけで、毎日の快適さも、もしものときの安心も大きく変わります。ペットとの暮らしに合わせた住まいづくりやリノベーションについて、どうぞお気軽にご相談ください。

(参考:東京都保健医療局「令和6年度 犬の登録頭数・狂犬病予防注射頭数(東京都内区市町村別)」第2次 世田谷区人と動物との調和のとれた共生推進プラン

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