ペットと暮らす街として、世田谷区にはどんな特徴があるのでしょうか。実は、公的なデータを見ると、世田谷区は東京23区の中でも際立った「ペットの街」であることがわかります。
東京都保健医療局が公表している「犬の登録頭数・狂犬病予防注射頭数(東京都内区市町村別)」の令和6年度版によると、世田谷区の犬の登録頭数は43,121頭。これは東京23区の中でトップとなる数字です。2位の足立区が27,046頭、3位の練馬区が26,303頭ですから、世田谷区は2位を約1.6倍も引き離しての首位ということになります。
世田谷区の犬の登録頭数は、令和3年度に40,869頭となり、初めて4万頭を超えました。そして、令和5年度には44,099頭まで増加しています。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、新たに犬を迎えた家庭が増えたことが背景にあると考えられています。令和6年度はわずかに減少しましたが、4万頭を超える水準は維持されており、世田谷区が最も犬の多い街であることは変わりません。
区民のおよそ8人に1人に相当する数の犬と猫が暮らす街

4万頭というのはあくまで「犬」の登録数の話です。猫には犬のような登録制度がないため、正確な数はわかりませんが、推計では区内におよそ8万頭の猫が飼育されているようです。犬と猫を合わせれば、実に12万頭以上。世田谷区の人口は2026年5月1日現在で932,215人であり、区民のおよそ8人に1人に相当する数のペットが、この街で人とともに暮らしていることになります。
興味深いのは、区内でも地域によって犬の飼育割合に差があることです。世田谷区の調査では、1世帯あたりの人員が多いエリアほど、犬を飼っている世帯の割合が高くなる傾向が示されています。たとえば成城エリアは世帯あたりの犬の飼育割合が最も高く、深沢エリアは登録頭数そのものが区内最多。いずれも、比較的ゆとりのある住まいが多い地域です。一方で単身世帯が多いエリアでは飼育割合が低めに出ています。ペットを迎えられるかどうかは、やはり住まいの広さや家族構成と深く結びついているようですね。
こうして見ると、世田谷区は「ペットと暮らしたい人が集まる街」であると同時に、「ペットと暮らすための住環境が問われる街」でもあると言えます。これだけ多くの家庭が犬や猫と暮らしているからこそ、住まいの側をどう整えるかが、快適な毎日を左右します。
ペットと暮らす住まいのお悩みやリノベーションのご相談がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
(参考:東京都保健医療局「令和6年度 犬の登録頭数・狂犬病予防注射頭数(東京都内区市町村別)」/第2次 世田谷区人と動物との調和のとれた共生推進プラン)